出逢った頃の勝っちゃんは
だいぶ遠くまでお散歩に一人で行っていました。
まだ道を覚えていました。
健脚でした。
旦那さんに聞くところによると
なくなったお義母さんと一緒に歩いてた
散歩道だったそうです。
どんな想いで歩いているのかな…
認知症だからそんなの忘れちゃっているのかな…
勝っちゃんの行動や態度から
私には忘れてしまっているとは思えませんでした。
お仏壇に毎朝手を合わせている姿や
ちゃんと靴を揃えて家に入る姿、
必ず「ありがとう」と言ってくれている姿に
言葉では伝えられなくても
伝わってくるものがあります。
月日が経ち
今日は夕飯を済ませたあと3人で
手を繋いで近場を散歩してきました。
月の光が綺麗に輝き
心地のいい風が吹いていました。